関係代名詞の使い方

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にゃんこ先生
〃感じる文法〃第26弾!
にゃんこ先生
今回は、みんな大好き、関係代名詞の使い方を見てみよう。thatとwhichの厳密な使い分け方、知ってるかな?

 

にゃんこ先生
文法は暗記するものじゃない、一回理解したら感じるもの。つまり、意識しないで使える・わかるようにするもの。
にゃんこ先生
〃感じる文法〃では、できる限り文法的な説明は少なくする。具体例や例文で、英語の仕組みを感じる・使えるようにすることを目的とする。
にゃんこ先生
文法がわかったら、あとはたくさん読んで、聞いて、書いて、喋って、使える英語を身につけよう。

英語の関係代名詞とは?

関係代名詞とは、従属節、もしくは関係節を導入し、それを独立節へ繋げるために使用される言葉のことである。

関係代名詞から始まる節は、「Which one?」、「How many?」や「What kind?」といった質問に答えられるようになっている。Who、whom、what、which、そしてthatはすべて、関係代名詞。

 

関係節は、関係のある独立節の主語についての情報の識別をしたり、追加の情報を付け加えたりするため、時として形容詞節とも呼ばれる。

形容詞と同様、こういった節はなんらかの形で主語の説明をする。接続詞のように、関係代名詞は節を繋げる役割を果たす言葉で、この場合は、関係節を主節にくっつける。どのような種類の名詞が描写されているかによって、どの種類の関係代名詞が使われるかが決定される。

 

にゃんこ先生
簡単にいうと、関係代名詞はある名詞に情報を追加するんだね。

 

関係代名詞の種類

Who:動詞の主語としての人物を指す。

Whom:動詞の目的語としての人物を指す。

Which:動物や物を指す。

What:非生存のものを指す。

That:人物、動物、もしくは物体を指す。

The woman who came to the door left flowers for you.

I am not sure whom this book belongs to.

Interpretative dance, which I find a bit disconcerting, is all the rage.

Is this what you were talking about?

She finally visited the coffee shop that had such great reviews.

 

所有格の関係代名詞

Whoとwhichのどちらも、所有格としてwhoseの形を取るということに驚く人も少なくないだろう。

Of whichのほうが、人物ではなく物体について話すときにより適切だという意見の人もいるが、結果として必要以上にぎこちない印象を与えてしまう可能性がある。

実際には、whoseが人物でないものに対しても適用するというのが長年受け入れられてきている。

She apologized to the boy whose glasses got broken.

The house whose owner is on vacation has an unsightly garden.

The house, the owner of which is on vacation, has an unsightly garden. (This is correct but cumbersome.)

 

複合関係代名詞

簡潔に言って、複合関係代名詞とは、複数の人々や物に普遍的に適用される関係代名詞のこと。この種類に含まれるのは、whoever、whomever、whichever、そしてwhateverなどだ。

Please tell whoever may call that I am not available.

Whomever you hire will be fine with me.

Whichever train you take from here, you will end at Charing Cross station.

Carly will be successful at whatever she chooses to do in life.

 

文法の難関ナンバー1:That vs Which

すぐ役割がごちゃまぜになってしまい混乱を招きやすいふたつの関係代名詞といえば、thatとwhichだ。

覚えておくべき基本的なコツは、thatは制限節を導入し、whichは非制限節を導入するということ。

制限節とは、文章の中で必要不可欠な部分のことで、文章から取り除かれてしまったら、文章の意味が変化してしまう。非制限節はその逆で、あってもなくてもいい文章の部分のこと。

 

The wardrobe that has the fur coats in it leads to Narnia.

「that has the fur coats in it」の部分をこの文章から切り離してしまったとしたら、文章の意味が変化してしまう。人間の言葉を話す動物がいる魔法の国へ導くのが、どの洋服箪笥なのかがわからなくなってしまう。こういった種類の節にはthatが使われる。

 

その反対にwhichは、切り離されても文章の意味を変えることのない、必要不可欠ではない節を導入するのに使用される。

The wardrobe, which contains several fur coats, leads to Narnia.

ここでは、「which contains several fur coats」は括弧の中に含まれるようなおまけの情報で、文章の意味を変えることなく切り離すことができる。非制限(もしくは非本質的)節は、上記の例のようにコンマの間に挟まれ少し距離を置かれている。

 

にゃんこ先生
制限・非制限にピンとこない人は、こちらの記事も読んでみよう。

 

文法の難関ナンバー2:Who vs That

Thatが、人物を指す関係代名詞として受け入れられるかどうか、すべての文法スタイルガイドが同意しているわけではない。以下の例のような文が、不正確であるという人もいる。

The teacher that gives out candy is always the students’ favorite.

実際のところ、この文章には問題ない。しかし、読者の中には同意をしない人がいるかもしれないということを覚えておくといいかもしれない。よって、whoを使えばその心配がなくなる。

The teacher who gives out candy is always the students’ favorite.

 

文法の難関ナンバー3:代名詞と先行詞を近くに置くこと

先行詞とは、代名詞が指す名詞のこと。情報を的確に伝えるために、先行詞を、それを指す代名詞の直前に置くようにしよう。

✕ The park at the end of our street, which is pristine, is a favorite place of mine.

上記の例だと、必要のない曖昧さが生まれてしまう。きれいなのは、公園、それとも道、どちら?文章の順番を整え、書き換えれば、より的確に情報を伝えることができる。

◯ The pristine park at the end of our street is a favorite place of mine.

 

にゃんこ先生
関係代名詞の使い方、マスターできたかな?
にゃんこ先生
練習を重ねれば、すぐに深く考えずとも関係代名詞の使い分けができるようになるだろう。
にゃんこ先生
文法は覚えるものではない。一度理解したら、意識しないでも使えるようにするもの。それが〃感じる文法〃のゴール!

 

終わりに

にゃんこ先生
この記事は、ライティング添削ツールGrammarlyのブログをアレンジして作成したもの。こういう文法の間違いはすべて自動で指摘してくれる。ライティングのクオリティを改善したい人は、導入してみよう。

 

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