形容詞の使い方

adjectives

にゃんこ先生
今日から始める新シリーズ。〃感じる文法〃なんか優しそうな雰囲気がしない?
にゃんこ先生
記念すべき第一弾は、形容詞!!きっと、自分が知らなかった形容詞の新たな一面を知ることができる。

 

にゃんこ先生
文法は暗記するものじゃない、一回理解したら感じるもの。つまり、意識しないで使える・わかるようにするものだ。

にゃんこ先生
〃感じる文法〃では、できる限り文法的な説明は少なくする。具体例や例文で、英語の仕組みを感じる・使えるようにすることを目的とする。

にゃんこ先生
文法がわかったら、あとはたくさん読んで、聞いて、書いて、喋って、使える英語を身につけよう。

英語の形容詞とは?

形容詞は、名詞の状態や質を表すことができる

例: enormous, doglike, silly, yellow, fun, fast

形容詞は、も表すことができる。

例:many, few, millions, eleven.

ねこ君
形容詞なんて誰でも知ってるよ!日本人なめんなー!

 

形容詞は名詞を修飾する

形容詞は、名詞を修飾するのは知っているだろう。そして、動詞や副詞、他の形容詞を修飾することはできない。

下記の例文から形容詞を探すことはできるだろうか?

Margot wore a beautiful hat to the pie-eating contest.

Furry dogs may overheat in the summertime.

My cake should have sixteen candles.

The scariest villain of all time is Darth Vader.

 

一方で、実は形容詞は名詞を修飾する”だけ”ではない。形容詞は、be動詞や動詞を補完する役割もできる。

形容詞とくっつくことができる動詞は、feel、seemやtasteのように、状態や感覚を表す動詞。

That cow sure is happy.

It smells gross in the locker room.

Driving is faster than walking.

ねこ君
基本の”き”じゃん!

 

形容詞の使用例

形容詞は、読み手に伝えたいものに、どんな?どれだけ?の情報を追加する。

Please use three white flowers in the arrangement.

にゃんこ先生
ThreeとWhiteは形容詞だね。

 

通常、いくつかの形容詞が一緒に使われる時には、,(カンマ)か接続詞を使う。

I’m looking for a small, good-tempered dog to keep as a pet.
My new dog is small and good-tempered.

ねこ君
カンマでもandでも良いんだ・・!知らなかったかも・・

 

比較

形容詞は三つの顔をもつ。普通の形容詞の他、比較、最上級を表すことができる。

 

普通の形容詞

最初の顔は普通の形容詞。そのままの意味だ。

cool guy
messy desk
mischievous cat
Garrulous squirrels

 

比較の形容詞

比較で使われる形容詞は、2こかそれ以上のものを比較する時に使われる。

ほとんどの短い形容詞(音節が1こ)は単語の最後にerを追加(eで終わる形容詞はrを追加)する。yで終わる場合はyを決してierにする。長めの形容詞(音節が2こ以上)にはmoreを追加する。

cooler guy
messier desk
more mischievous cat
More garrulous squirrels

 

最上級の形容詞

最大を表す形容詞は、何かしら一番であることを表現するために使う。ほとんどの短い形容詞(音節が1こ)は単語の最後にestを追加(eで終わる形容詞はstを追加)する。yで終わる場合はyを消してiestにする。長めの形容詞(音節が2こ以上)にはthe mostを追加する。

The coolest guy
The messiest desk
The most mischievous cat
The most garrulous squirrels

にゃんこ先生
theを追加するのは、ある一個のものを特定して喋っているからだよ。
ねこ君
ここまで余裕!おれって天才かも!

 

2こ以上の形容詞

カンマ(and)を使う場合

前にも言った通り、2こ以上の形容詞を一つの名詞に使う際には、原則カンマかandを使う。この2つの形容詞は、どちらも同じ名詞を修飾する必要がある。

This is going to be a long, cold winter.

Isobel’s dedicated and tireless efforts made all the difference.

カンマ(and)を使わない場合

一方で、2こ以上の形容詞が並んでいるからと言って、絶対にandかカンマを使う訳ではない。時々、ある形容詞が、他の「形容詞+名詞」のセットを修飾することがある。この時、形容詞の間にカンマやandはつけない。

My cat, Goober, loves sleeping on this tattered woolen sweater.

No one could open the old silver locket.

にゃんこ先生
もっとシンプルな例文で考えてみよう。She is a smart Japanese girl. ここで、smartとJapaneseは両方形容詞だけど、間にカンマやandは入れてないよね。これは、smartはgirlだけでなく、Japanese girlという「形容詞+名詞」のセットを修飾しているから。

にゃんこ先生
逆に、She is a smart and tall girlの場合は、smartとtallの間にカンマかandが必要になるっていうこと。なぜ?と気になる人がいるかもしれない。

にゃんこ先生
私の解釈としては、このルールは基本、同じ性質/属性の形容詞に適用する。頭いいとか背が高いとかは同じ属性(人の特徴)と考えてよい、でもJapaneseは国籍の話だから違う属性だよね、だから、カンマやandがなくてもいい。上の二つの例文も同じだね。old silver locketでは、old(物の状態)とsilver(物の色)とは別の属性だから、old and silver locketとは言わない。
ねこ君
・・ん?形容詞の種類なんて概念、初めて聞いたかも。andやカンマがあったりなかったり、形容詞って結構奥が深いんじゃないか?
にゃんこ先生
本当は、最初に勉強している段階では、こんなに深くまで文法のことを考えなくて良いと思う。たくさん読んで聞いて馴染んだら、自然に自分の中である程度、使い方やルールが纏まってくる。そういう「自己流」の文法は、文法書を覚えるよりずっと強く長く体に残る。

 

形容詞 vs 副詞

多くの学習者が知っているルールは、形容詞は名詞を修飾する、副詞は動詞を修飾するということ。一方で、最初に見た通り、形容詞には実は動詞を保管する役割もあった。これがよくあるケアレスミスを引き起こす。例えば、副詞で動詞を補完しようとしたり・・

I feel badly about what happened.

にゃんこ先生
Feelは動詞だから、形容詞のbadよりも副詞のbadlyが良い気がしちゃうよね。けど、feelはただの動詞じゃなくて、形容詞とくっつくこと”も”できる動詞。状態や質を表す時には、形容詞をつける必要がある。

 

副詞は、ある動作(feel)がどのように行われたのかを表し、形容詞は、感情的な気持ちを表す。例えば、もし、手袋をつけて点字を読もうとしていたら、I feel badalyというのは正しい。手の感覚が使いづらい、感覚が鈍いみたいなイメージだ。

しかし、悪い感情を表そうとしていたら、I feel badを使わなければならない。気分が悪いみたいなときだ。いくつか例文を見て、違いを考えてみよう。

Goober smells badly.
Goober smells bad.

にゃんこ先生
一つ目のGoober smells badlyは「Gooberの臭覚が弱い」。Goober smells badは、「Gooberは嫌な匂いがする」ということ。
ねこ君
この違いはなかなかピンと来ないなぁ・・。日本人的な感覚からすると。

にゃんこ先生
この違いを知らないまま、文章を読み続けても、一生その感覚は掴めないかもしれないけど、一度知ったらもう大丈夫。こういう表現を発見した時、今日のことを思い出してみよう。

 

名詞が形容詞に、形容詞が名詞に?

もう一点形容詞について知らなければいけないことは、時々ある名詞が形容詞として機能したり、形容詞が名詞として機能したりすることがあることだ。例えば・・

Never try to pet someone’s guide dog without asking permission first.

Guideは名詞だが、この例文では犬を修飾している。それとは反対に、形容詞も、名詞として使われることもある。例えば・・

Candice is working on a fundraiser to help the homeless.

この場合、homelessは名詞として使われている。英語には柔軟性があるから、形容詞は形容詞、名詞は名詞・・と固執してしまうと、異なった使い方に出会った時に戸惑ってしまうだろう。形容詞や名詞は、単語の種類の話だけでなく、どう機能するのか?ということも考えなければならない。

 

にゃんこ先生
さて、〃感じる文法〃形容詞の使い方、如何だっただろうか。形容詞なんて・・って思っていた人も、実は学べることもたくさんあるのではないかな?今まで知らなかったことを知るのって楽しいよね!

にゃんこ先生
文法は覚えるものではない。一度理解したら、意識しないでも使えるようにするもの。それが〃感じる文法〃のゴール!

 

終わりに

にゃんこ先生
この記事は、ライティング添削ツールGrammarlyのブログをアレンジして作成したもの。こういう文法の間違いはすべて自動で指摘してくれる。ライティングのクオリティを改善したい人は、導入してみよう。

 

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