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英語の名詞とは?
名詞とは、人、場所、物などを意味する言葉である。名詞は主語になり、目的語になり、同格になり、修飾語にもなる。
名詞の種類
名詞は英語のボキャブラリーの大部分を占め、名詞にはいくつかの種類がある。
人

名詞は人を表す。
Albert Einstein
the president
my mother
a girl
場所

名詞は場所を表す。
Mount Vesuvius
Disneyland
my bedroom
物

名詞は物を表す。物は物でも、目に見えない物や、概念、活動、プロセス等を含む。想像上の物や、仮定された物も名詞である。
shoe
faucet
freedom
The Elder Wand
basketball
固有名詞と普通名詞
固有名詞

固有名詞とは、ある特定の人や、場所や、物の名前であり、最初の文字が大文字になる。
Does Tina have much homework to do this evening?
Tinaはある特定の人の名前だ。
I would like to visit Old Faithful.
Old Faithfulはある特定の地名である。

普通名詞

固有名詞ではないものは普通名詞と呼ぶ。普通名詞は一般的なものを呼ぶための言葉であり、文章の始めにこない限り大文字になることはない。
The girl crossed the river.
Girlは普通名詞になる。読み手は、女の子が川を渡ったことはわかるが、彼女が誰なのかはわからない。また、riverも普通名詞である。
普通名詞の種類
普通名詞は3つのサブカテゴリーに分けられる。具体名詞、抽象名詞、集合名詞だ。
具体名詞

具体名詞とは、五感によって認識できるもの。実際のものがあるものだ。
I heard the doorbell.
My keyboard is sticky.
doorbell(ブザー) とkeyboard(キーボード) は実際のものであり、手に取り、目で見ることができる。
抽象名詞

抽象名詞は、五感によって認識できないものである。目に見えず、手に取ることもできない。
We can’t imagine the courage it took to do that.
Courage(勇気)は抽象名詞である。勇気は見ることも聞くことも触ることもできない。しかし、勇気という概念は知られている。
集合名詞

集合名詞は、グループや人やものの集まり(集合)を表す名詞である。
That pack of lies is disgraceful.
Pack of lies(たくさんのうそ)はここでは集合名詞になる。集合名詞は単数系として扱い、今回の場合、be動詞は単数のisとなる。
A pride of lions roamed the savanna.
Pride of lionsは集合名詞だ。

名詞の使い方
主語として使われる

全ての文章は主語がなければならない。そして、主語はいつでも名詞を使う。人、場所、物などが主語になり、文章の動詞と対応する。
Maria is happy.
Mariaは主語であり、be動詞のisと対応している。
目的語として使われる

名詞は動詞の目的語となる。目的語には直接目的語と間接目的語がある。
直接目的語は主語の動作を受ける名詞であり、間接目的語は直接目的語を受け取る側である。例文を見てみよう。
Give the books to her.
Booksは直接目的語(渡されたもの)で、herは間接目的語(渡す対象)だ。
補語として使われる

名詞は補語にもなる。下記の例文では、teacherは主語を補完するために使われている。
Mary is a teacher.
名詞が補語として使われる場合、通常、be動詞、become、seem等の動詞で繋がれる。
また、名詞は目的語を補完する役割にも果たせる。
I now pronounce you husband and wife.
Husband and wife は名詞だが、この文の中では目的語「you」を補完する役である。このような名詞の使い方は、作ったり、名前をつけたりする意味合いの動詞で良く使われる。

同格や修飾語(modifier)として使われる
同格名詞は、別の名詞のすぐ後ろにくっついて、その名詞を定義したり特定したりする。
My brother, Michael, is six years old.
ここの「Michael」は同格名詞で、「my brother」を特定する役を果たしている。
時に、名詞は形容詞のように使われることもある。
He is a speed demon.
Speedは基本的には名詞だが、ここでは形容詞となり、Demonを修飾している。
複数名詞

複数形の名詞は、集合名詞とは異なり、複数形の動詞が必要だ。多くの複数形の名詞は単数形の名詞にsかesをつけて複数形にする。もちろん、例外はたくさんある。
cat—cats
These two cats are both black.
単数形から複数形の変化。英語を学ぶ最初の段階で学んだと思う。
tax—taxes
house—houses
可算名詞と不可算名詞
可算名詞

可算名詞はその数が数え切れないぐらい多くなったとしても、数えられる名詞だ。例えば、世界中の人の数は数えられる。可算名詞はa/an、the、some、any、a fewとmanyなどと一緒に使われる。
Here is a cat.
一匹の猫は数えられる。
Here are a few cats.
Here are some cats.
不可算名詞

不可算名詞は数えるのが不可能な名詞だ。例えば、液体や空気、砂などは数えられない。不可算名詞は常に単数として考え、some、any、a littleやmuchなどと一緒に使われる。
An I.Q. test measures intelligence.
知性「Intelligence」は数えられない。
Students don’t seem to have much homework these days.
所有格名詞

所有格名詞は何かを所有していることを表す名詞だ。所有格名詞はアポストロフィイ「’」とsを名詞にくっつけて作ることができる。
The cat’s toy was missing.
猫はおもちゃを持っている。猫に「’」とsをくっつけて猫の所有格名詞を作った。
単数形の名詞がsかzで終わった時は、通常、同じように「’」とsを名詞にくっつける。ただ、これは個人のスタイルや好みにもよる。一部の人は「’」の後の「s」を省略する。
I have been invited to the boss’s house for dinner.
Mrs. Sanchez’s coat is still hanging on the back of her chair.
しかし、複数形の名詞で所有格名詞を作る時は、アポストロフィイ「’」をつけるだけでsはつけない。
My nieces’ prom dresses were exquisite.


終わりに

参考: